2024年5月15日水曜日

船乗り風と言われるマリナーラ

こんばんは、こうちゃんです。

こちらも王道のピザのひとつで、そこまで日本のピザ屋で出されはしませんが、イタリアでは定番のピザのひとつ、マリナーラです。

マリナーラとは?
「マリナーラ」は、イタリア語で「船乗り」を意味する言葉。この名前がついたピザやソースは、かつてイタリアの船乗りたちが、航海中に長持ちする食材を活かして作っていたことから名付けられました。

マリナーラの魅力
マリナーラの最大の魅力は、そのシンプルな素材と奥深い味わいです。トマト、ニンニク、オレガノ(またはバジル)、オリーブオイルという、限られた材料で作られるにも関わらず、それぞれの食材の旨味が最大限に引き出され、複雑で豊かな風味を生み出しています。

マリナーラピザの特徴
素材のシンプルさ: トマト、ニンニク、オレガノ(またはバジル)、オリーブオイル、そしてピザ生地という、基本的な素材で作られます。
トマトソースの味わい: 完熟トマトの甘みと酸味、ニンニクの風味、オレガノの香りが絶妙にバランスを取っており、素材本来の味を楽しめます。
生地の風味: 薄く焼き上げられた生地は、トマトソースの風味を引き立て、カリッとした食感とモチモチとした食感が楽しめます。

マリナーラソースの活用
マリナーラソースは、ピザだけでなく、パスタやラビオリなど、様々な料理に活用できます。

パスタ: スパゲッティやペンネなど、様々な種類のパスタとよく合います。
ラビオリ: シンプルなラビオリにマリナーラソースをかけることで、風味豊かな一品に。
魚介料理: 白身魚やエビなどの魚介料理に、マリナーラソースを絡めても美味しいです。

マリナーラとマルゲリータの違い
よく比較される「マルゲリータ」との違いは、チーズの有無です。マリナーラにはチーズが入っていませんが、マルゲリータにはモッツァレラチーズがトッピングされています。

マリナーラの歴史と文化
マリナーラは、ナポリが発祥の地と言われています。船乗りたちが長期航海中に、持ち運びやすい食材で作っていたことから、保存性が高く、シンプルで素朴な料理として発展しました。現在では、イタリア料理の定番として世界中で愛されています。


マリナーラは、シンプルな素材で作られるながらも、奥深い味わいが魅力のイタリア料理です。トマトの旨味、ニンニクの風味、オレガノの香りが織りなすハーモニーは、一度食べたら忘れられない絶品です。ぜひ、本場の味を味わってみてください。


定義としては、

マリナーラソース、またはマリナラソース(英: marinara sauce)は、トマトソースの一種で、ピザ、パスタ、ラビオリなどのイタリア料理に使用される。その名称のマリナーラ(marinara)は、イタリア語で「船乗りの」を意味する形容詞で、イタリアの都市ナポリの船乗りがよく食べていたことに由来している。

基本の材料はトマト、ニンニク、オリーブ・オイル、玉ねぎ、オレガノとバジルで、オリーブ、ケイパー、アンチョビなども加えられる。『トマトソースがベースで、オレガノとバジルが加えられたもの。』とも言い換えられる。肉類を使用していないため、あっさりとした味わいを持つ。

マリナーラソースを使用したピザである「マリナーラ・ピザ」は、ナポリピッツァのルーツとも言われている。イタリア語では「pizza marinara」で、日本語ではそれに由来して「ピッツァ・マリナーラ」と呼ばれることも多い。また、ピザが話題と分かっている場面では、単に「マリナーラ」と呼ばれることが多い。 16世紀に中南米から南イタリアへ伝わったトマトが広く食用に浸透した1734年に作られた。ナポリの漁師たちがなじみのパン屋にあり合わせのトマトとオリーブオイルを使って作らせたのがきっかけである。

その後、ナポリで料理に愛用されていたオレガノとニンニクが加わり、現在ではイタリア全域に広まり、どのピッツェリアでも定番の一品となっている。一般的にチーズは使われず、シンプルな盛り付けとなっており、ピザメニューの中でも価格が安い。


比較的安価なメニューの部類なので、よく街中のイタリアンのランチメニューに出ていたりして、親しみやすいメニューのひとつですね。



こうちゃん